[B L]だからスキって言ったのに〒続編
なんだっけ…
こういうやつのこと、確か…
「サディスト…だっけな」
「んん?
何か言ったー?」
「おまえみたいなヤツのこと…
サディスト、って言うらしいから」
見上げて俺は、笑ってやった。
やられっぱなしで悔しかったから。
「あーあ、今のでボク完璧に怒っちゃったなぁー。
どーぉしてくれんのかなぁ!?」
「…っ、ァ…が、ぁ」
休む暇なく、蹴られ、殴られる。
どこで息すりゃいいんだよ。
まるで、水の中で溺れているような感覚。
「あまの…あま、」
「この口かぁ?
この口が悪いのかぁ!
そっかー、じゃあこの悪いお口を無くそうねー?!」
ルイは腰からナイフを取り出した。
イヤだ、これじゃあ天野の名前が呼べなくなってしまう…!
「あまの…あまのっ…」
「気安く呼ぶな虫けらごときが」