[B L]だからスキって言ったのに〒続編
「ァ…ま、の…っ!」
天野の姿を見た瞬間、涙が溢れて止まらなかった。
「あ?
うーわこいつ泣いてるしー
笑えるー、なに、涙まみれじゃーん!
きったないわー」
必死に声を殺した。
泣いてるところなんて、天野に見られたくない。
こんな、ダサいとこなんて。
「かのん…!」
俺の側に来ようとした天野に、ルイはナイフの向きを変えた。
「…どうして!
なんで!!!
なんで夏音なんだよ…っ
なんで、こんなこと…!!!」
「なんで??
竜哉をボクのものにする為さ!!
あと、小林夏音クンも虐めたかったしねー
だーってずるいじゃん、独り占めなんてサー。」
「夏音だけは。傷つけたくなかったのに…!」
「でも竜哉が一番傷つけてるよねー?」
「それは…!」