死の百物語と神は云う。
 やっとの思いで登場した警察のおかげで、その一連の出来事は幕を閉じたんだけど……実は、こういう出来事って結構あるんだよね。

 俺と遊ぶことが“友達として”って割り切っている子もいるにはいるんだけど、中には勝手に俺とは恋人だって勘違いして彼女を気取ってくる女もいるワケで……。

 そういう子は本当に全力で俺を懲らしめるか、俺の他の女友達たちをどんな手を使ってでも排除してきようとするからさ……。

 稀に自殺して怨んでやるっていう女もいたんだけど、アレはさすがに引くわ。もうね、重すぎる。

 「それはあんたの勘違いだ」って言ったって、聞く耳持たずっていうヤツで全くの無駄で、「私を騙したのね!許さないわ!」の一点張りなんだよなぁー……。

 ……まっ、そんなわけで、人間って……とくに女って怖いなぁーっていう話でしたとさ。

 あんたらも気をつけろよー?女の勘違いや、勘違いからくる嫉妬は、ネチネチしすぎていて怖いからさ。


 ふっ……。


 8本目の蝋燭の火が消えた。
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