天使と悪魔
そんな醜い人間たちにうんざりしていた時だった
俺らのことに関心なしで冷たい真っ黒な目をして見てきた
「行っちゃったよ?」
案外強めの力で掴んでいたのに簡単に振り払われてしまった
「春馬、調べられるか?」
「今やってるよ、言われなくても」
相変わらず行動にうつすのが早いな
「星宮・・・・らむ・・・・・・・」
無口の栄人が名前を呼んだ
こいつも相当な人間嫌いだ
初対面のやつの名前をいうなんて今までなかった
らむはこの短時間で栄人を変えた
一体・・・