麻薬捜査官ふたごちゃん





星華病院…





潤が気づいたときには、病室のベッドで寝ていた。




『う…あ…海斗』




「潤気づいたか」





『あぁ…海斗俺…病室のベッドで寝ているの?』





「潤は学校で倒れたんだ…軽い貧血だってあと半日おとなしくしていれば退院できるって病院の先生が言っていた」





『そっか…ありがとう海斗』





「あぁ…あんまり無理するなよ」




潤は急に真剣な顔で『うん、あのさ…海斗話変わるけど…俺…もう椿やらない!』





海斗は驚いた顔で「え?!なんで急に…」





『まぁ安心しろ!椿を妹にやらせるだけだ!』




「やらせるってどうやって?」




『まぁ見ていなっておーい小雪…』





「潤ちゃん呼んだ?」と外から声がした。





海斗は潤の妹(小雪)を見るのは初めてだった。






病室のドアをガラガラと開けた。
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