麻薬捜査官ふたごちゃん
俊一は、潤が普通に答えてもおかしくはなかった。けれども潤は答えなかった。






それに潤の顔が真っ青になっていたことに俊一は、気付いていたからだ。





「正解だ!小雪」






『…それがどうしたんだよ!』







「それで…二人にはまだ麻薬の恐ろしさが分かっていない?これから日曜日はここ(会議室)で麻薬について俺がみっちり教えるからな」





「「え?え~!」」二人は同時に驚いた。




『はぁ?…何ってるんだよ!』




「えっ…本当に?」





「あぁ本当だ。もし来なかったら…どうなるか?分らないから…な?」






『な…なぁ親父…用ってこれだけか?』





「あぁ用はこれだけだ。二人とも帰っていいぞ!」




二人は少し呆れながら帰った。





潤は心の中で本当に自由な親父だなと思った。
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