2人教室
「ほら、彩の好きな駿くんがきたよ

 また話してきなってー、」


 
 朝から眩しいくらいの笑顔の駿くんを

 教室に入ってはすぐに

 誰もが取り囲む



「もういーよ、満足だもん!」


「なんでよ?

 もっと押さなきゃ!

 誰かに取られちゃうよ?」



 私の入る隙なんてないくらいに

 君は楽しそうに笑ってて



「自信なくしちゃうな
< 3 / 13 >

この作品をシェア

pagetop