灼熱の炎
桜
①
「我が憎しみをアナタに捧げる!【竜幻】」
私は12歳には見えないくらい小さな身体で剣をフリューロアに交わす。
「灼熱の瞳・・・まさか―・・・」
フリューロアが私を知る前に殺す。
「気付くのが遅過ぎる。さよなら・・・」
私は肩に触れた剣をより強く押した。
顔につくのは鮮血。
「灼羅(しゃくら)。会話を話す時など必要ない」
後ろから知っている声を耳にし、怒りを抑えた声で言った。
「うるさい・・・人間のくせに・・・」
私は黒いハンカチで顔にこびり付いた鮮血を拭きながら言った。
「それでも俺はお前と互角で戦える様になったぞ?」
顔は見えないがいかにもニヤニヤした様な声に私は怒りを露にした。
「お前よばりしないで!」
私はキツイとよく言われる目を灼竜(本名は竜他)に向けた。
「それに、私の実力はまだまだあるわっ」
私は剣を抜き、灼竜に向けた。
「元々、私が助けなかったらお前はフリューロアに喰われていたのよ。少しは感謝しなさいよ」
私は剣を終い、マントからリンゴを丸かじりした。
「くれよ」
「ヤダ」
「何でだよ」
「ヤダ」
「理由になってないじゃん!?」
「ヤダ」
「読解力ないじゃん?」
「ヤダ」
「このブスッ」
「このアンポンタン」
「そこは答えるのかよ!?」
「ふんっ」
私はそっぽ向くと公園を出た。
「何処行くんだよ?」
「学校」
私はリンゴのカスを道端に捨て、学校に向かった。
「シュエルがいる・・・」
私は用件を一言で告げると走り出した。
「おうっ!」
灼竜も笑いながら言うと走り出した。
私は12歳には見えないくらい小さな身体で剣をフリューロアに交わす。
「灼熱の瞳・・・まさか―・・・」
フリューロアが私を知る前に殺す。
「気付くのが遅過ぎる。さよなら・・・」
私は肩に触れた剣をより強く押した。
顔につくのは鮮血。
「灼羅(しゃくら)。会話を話す時など必要ない」
後ろから知っている声を耳にし、怒りを抑えた声で言った。
「うるさい・・・人間のくせに・・・」
私は黒いハンカチで顔にこびり付いた鮮血を拭きながら言った。
「それでも俺はお前と互角で戦える様になったぞ?」
顔は見えないがいかにもニヤニヤした様な声に私は怒りを露にした。
「お前よばりしないで!」
私はキツイとよく言われる目を灼竜(本名は竜他)に向けた。
「それに、私の実力はまだまだあるわっ」
私は剣を抜き、灼竜に向けた。
「元々、私が助けなかったらお前はフリューロアに喰われていたのよ。少しは感謝しなさいよ」
私は剣を終い、マントからリンゴを丸かじりした。
「くれよ」
「ヤダ」
「何でだよ」
「ヤダ」
「理由になってないじゃん!?」
「ヤダ」
「読解力ないじゃん?」
「ヤダ」
「このブスッ」
「このアンポンタン」
「そこは答えるのかよ!?」
「ふんっ」
私はそっぽ向くと公園を出た。
「何処行くんだよ?」
「学校」
私はリンゴのカスを道端に捨て、学校に向かった。
「シュエルがいる・・・」
私は用件を一言で告げると走り出した。
「おうっ!」
灼竜も笑いながら言うと走り出した。