お隣さん家のモデル様。

「…聞いてる?着いたよ。」



「え、あぁ…ス、イマセン…!!」


また相手を置いてきぼりにして、頭と会話しちゃった…。


「…入学式はまだだから。ゆっくりしてクラスメートと話してればいい。」




ほ、本当に!?



じゃあ………



「…遅刻じゃなかったってこと!?

…良かったぁ~…しょっぱなからどうする!って思ってたんですよ!」


これは嬉しい。


本当にこの先輩には感謝しきれない。


もし。あの時、
話しかけてくれなかったら______


ここには多分たどりついていない。
< 38 / 48 >

この作品をシェア

pagetop