青空恋モヨウ【完】
光「最初会ったときね、亜果音ちゃんが恋を諦めた人だと思ったんだよね」



「え…?」


光「目がね…そういう目だった…。俺もそういう目だったからね」



「そ…なの?」



光「だと思ったんだけど違ったよ…。亜果音ちゃんは、最初からたった1人しか見てなかったんだね…」






「え?たった1人?」





光「それは自分でわからなきゃね?でもいずれわかるよ…。」




「光くん…?」




どこか遠くへ行っちゃいそうな…切なさが光くんから出ていた




光「大丈夫。俺じゃ亜果音ちゃんを幸せに出来ないけど…、欲求不満になったらいつでもおいで」





「なっ…!!」





光「ウソだよ。さよなら」




ヒラヒラと手を振って人ごみの中へ消えていった




「私が…本当に好きな人…?」














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