青空恋モヨウ【完】
なんとか、花火が見られる場所を確保して
私と裕理は隣同士に座った。


いつの間にか、かき氷は半分ほど

液体になりかけていて

やっぱり夏なんだと実感した


「裕理ってメロン好きだよねー。なんで?」



私は裕理の手に握られている

かき氷のカップを見て言った



裕理「んぁ?んー、教えね。」



「えー、なんでさ」



裕理「ま、いずれ教えてやっから」



ドンッ




耳に残る大きな音が

夜空いっぱいに響いた



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