青空恋モヨウ【完】
ーーーーーーーーーー
コンコン
裕理「あかねっ、あそびにきたぞ!」
カラカラカラ
「ゆうりっ!!今日はなにしてあそぶ?」
裕理「んー、あかねは何したい?」
「ゆうりが一緒ならなんでもいいよっ!」
裕理「あかねっ、俺のおやじ、かいがい、行くんだって」
「かいがい?」
裕理「なんか、ようろっぱってトコに行くんだって。」
「ようろっぱってどこ?」
裕理「知らねー。遠いんだって。」
「じゃあ、ゆうり、ひとりぼっちに…」
裕理「おれ、1人でも大丈夫。」
「じゃあさ、寂しくなったらあかねの部屋くればいいよ!」
裕理「おうっ。」
ーーーーーーーーーー
それから裕理は寂しくなったら窓を
コンコンと叩いて私の部屋へ来た
だから私はいつでも窓を開けるようにした。
今までも、これからもきっと。
【俺さ、親父んとこ行く】
いつの間にか低くなった声
私より高くなった慎重
茶色くなった髪
がっちりとした体格
裕理は男になっていって
私から離れようとしている
コンコン
裕理「あかねっ、あそびにきたぞ!」
カラカラカラ
「ゆうりっ!!今日はなにしてあそぶ?」
裕理「んー、あかねは何したい?」
「ゆうりが一緒ならなんでもいいよっ!」
裕理「あかねっ、俺のおやじ、かいがい、行くんだって」
「かいがい?」
裕理「なんか、ようろっぱってトコに行くんだって。」
「ようろっぱってどこ?」
裕理「知らねー。遠いんだって。」
「じゃあ、ゆうり、ひとりぼっちに…」
裕理「おれ、1人でも大丈夫。」
「じゃあさ、寂しくなったらあかねの部屋くればいいよ!」
裕理「おうっ。」
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それから裕理は寂しくなったら窓を
コンコンと叩いて私の部屋へ来た
だから私はいつでも窓を開けるようにした。
今までも、これからもきっと。
【俺さ、親父んとこ行く】
いつの間にか低くなった声
私より高くなった慎重
茶色くなった髪
がっちりとした体格
裕理は男になっていって
私から離れようとしている