青空恋モヨウ【完】
今は帰りのバスの中

かれん「お疲れみんな!」

かれん先輩が前の方に立って話しかける

部員「お疲れ様でした!」

私は窓の外を見てボーっとしていたらしい

かれん「じゃあ明日8時に出る人は駅前ね!」

そんな声を聞いて私はハッと我にかえった


「今、かれん先輩なんて言ったの?」

ヒソヒソ声で結香に聞く

結香「はぁ?あんた聞いてなかったの?7月10日から地区大会を勝ち抜いた人だけで強化練習を行うんだよ」

「聞いてなかった…」

今日は7月3日

「どこいくの?」

結香「伊豆」

うぇっ!!!まじかよ…

「え!それってウチらも?」

結香「団体戦上位2学校。個人戦はベスト4の人だよ」

「じゃあ」

結香「ウチらもって事。出発明日だよー」

憎たらしくウインクをする結香
くっそー、かわいい

てか、準備しなきゃじゃん!!!


一週間も前に行ってなにすんのよ!

私は着ていく服を頭の中で思い出した
ジャージだけでいいよね…


そういえば裕理はどうなんだろ…?

なんで私、裕理の事なんて考えてんの。
どーでもいっか!!




いつの間にか、外では雨が降っていた

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