月城学園生徒会の秘密



「時宮、最初に見た時から好きだ。付き合ってくれないか?」

そう俺が言うと、俺の腕に抱き付いてきた 。

はっ!?混乱している俺に時宮は…

「私も颯斗先輩の事が好きです。」

はっ!?俺たち両想いだったのか!?マジ嬉しい…

思わず時宮の背中にもう片方の腕を伸ばすと抱き締めていた。

「ありがとう…雪奏。」そう俺は無意識に言っていた。

こくんと腕の中で頷く雪奏を見ていると愛おしい気持ちが溢れてくる。

俺は「先輩とか、敬語無しにしてくれないか?もう、カレカノだろ?俺たち」

そう言うと、雪奏は小さい声で「うん…颯斗。ねぇ」

「ん?」

抱き付いていた手を緩めると「もっとぎゅってして?」そう言って来た。

「あぁ」と言うと、抱きついていた手のほうを雪奏の後頭部に回すとぎゅっと観覧車が終わるまで抱きしめ締めていた。

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