月城学園生徒会の秘密
ーside颯斗ー

「お待たせ~」と明るい声がした方を振り向くと走って来る雪奏がいた

「走るとあぶないぞ」って言ってる側から砂に足を取られて転けてるし。

ったく…言ったのにな、俺はため息をつきながら雪奏の側に行き、「言ってる側から転けんなよ。」って両膝をついている雪奏に言うと、

「ごめんなさい…」とショボンってした。責めている訳じゃないと言う意味で雪奏の頭を優しく撫でると、嬉しそうに微笑んだ。

落ち着いてから雪奏を良く見てみるとリボン付きのビキニかよっ!!可愛い…胸元にあるネックレス…ハートモチーフでハートの上に王冠がある物だチェーンは金みたいだ。ハートはラピスラズリだと分かるがもう1つの王冠についている宝石がわからない…雪奏に見惚れていると

「颯斗?」って言った雪奏に不思議そうな、そして不安そうな顔していた。ったく無意識だろうけど、上目遣いするなよ…抱き締めたくなる…今は他の奴らもいるから出来ないけど。

雪奏の耳の近くに俺の口を寄せて、「似合ってるよ。可愛い。」って言うと、ボンッって顔が赤くなった。可愛い…

このままだと俺自身が危険だから、雪奏の手を(勿論、恋人繋ぎ)握って、「皆の所に行くか」と言って皆集まっている場所に向かった。
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