月城学園生徒会の秘密

先生たちに話す♪

ー月城学園、学園長室ー

事が、時宮家、五十嵐家の婚約話だから防音対策がバッチリな、学園長室で話す事になっていた。(学園長は知ってるけど)

生徒会顧問である鈴木先生と1年Sクラスの担任白鳥先生と二年Sクラスの担任、飛田先生が来てゆったり五人位座れそうなソファーに座ると、向かいにいる先生たちも座って話を始めた。

お父さんが、「私の娘である雪奏と五十嵐家の颯斗君が交際しているのは、ご存知ですか?」と言って、先生たちが肯定を示すと続けて、遼お父さんが、「私の息子である颯斗と時宮家の雪奏さんが夏に婚約することを決定したのをお伝えすべく、私たちはこちらへ参りました。夏休み中だったので、これからある文化祭が終わってから先生がたにお話しようと私たちは考え、学園関係者でこの事をお話したのはそちらにいらっしゃる学園長と今こちらにいらっしゃらない理事長のみです。」そう一区切りして、驚いている先生たちは学園長に目を向けたが、知ってるよ、と言う顔をしていた。お父さんが続けて「婚約期間は雪奏が大学を卒業するまでです。先生方には混乱を招くかも知れませんが、二人の事をお願いします。」とお父さん、遼お父さんが頭を下げ、私と颯斗も頭を下げた。
先生は「気になさらないでください。私どもは生徒たちが一番良いと思う道へ導く道標になることが仕事です。ご両家、そして雪奏さん、颯斗君がこの道が正しいと思うのならば私どもは応援させていただきます。」と言って下さった。

この後少し話してお父さんと遼お父さんは帰宅した。
そして、生徒会の仕事が残っているので、鈴木先生と私たちは終わらせるべく持ち場に戻った。
< 90 / 160 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop