時は誰も待ってくれない 下
最初は不安な内容や中谷隼人のことばかり書いていた。
けど、めくっていくと俺と何を話したか、何をしたか全部書いていて感想や簡単な絵も書いていた。
下手くそだけど可愛くて…。
ノートに小さく書かれた花は散歩したときに見た花や、俺が持ってくる花たちだった。
パラパラと残りの空白のページをめくっていくと最後のページに何か書いているのに気づく。
「真由…」
それは真由からのメッセージだった。
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