時は誰も待ってくれない 下
優へ
いつも私を支えてくれてありがとう。
わがままな私でごめんね。
隼人が死んで壊れちゃった私の傍で笑ってくれて、いつもその笑顔に救けられたよ。
ずっと思ってたけど優の笑顔は人を幸せにする力があると思うんだよね!
優が笑ってればみんなも笑顔になるよ。
でも無理はしないでね?
優は優しいから無理しちゃうことよくあるんだよね。
私はその優しさにたくさん甘えちゃったけど!
あのね、ずっと言えなかったことがあるの。
優が鈴木先生に私の病気のことを聞いた日、実は私も聞いてたの。
隼人が死んで、その話を聞いて
あぁ、私死ぬんだ。もうどうだっていいやって思ったの。
死ぬことを仕方ないって思ったの。