時は誰も待ってくれない 下
そのままずっと私達は、中谷が転校してからとか町の変化とか二人の空白の時間をたくさん話した。
もちろん、優のことも。
最初は戸惑ったけど、私をずっと支えてくれて
ここまで背中を押してくれた優の存在を中谷にも知って欲しかった。
中谷は最初は眉にシワを寄せていたけど全部話し終わった頃には、申し訳なさとありがとうというような顔をしていた。
「中谷のこと山下くんが教えてくれたんだよ」
「あぁ、言ってた」
「まさか山下くんと中谷が友達だったなんて知らなかったよ」
「ははっ、あいつは特別だな」
そう言う中谷の横顔は晴れ晴れとしていて、来た時よりもスッキリしているように見えた。
もちろん、優のことも。
最初は戸惑ったけど、私をずっと支えてくれて
ここまで背中を押してくれた優の存在を中谷にも知って欲しかった。
中谷は最初は眉にシワを寄せていたけど全部話し終わった頃には、申し訳なさとありがとうというような顔をしていた。
「中谷のこと山下くんが教えてくれたんだよ」
「あぁ、言ってた」
「まさか山下くんと中谷が友達だったなんて知らなかったよ」
「ははっ、あいつは特別だな」
そう言う中谷の横顔は晴れ晴れとしていて、来た時よりもスッキリしているように見えた。