時は誰も待ってくれない 下
「ありがとな」
私の体から腕を離した隼人はいつも以上に優しく微笑んでいて、見間違いかもしれないけど
隼人の瞳が、濡れているように見えた。
二人でいっぱい何処かに行こうね
神様…。
-…神様?
神様なんているんだろうか。
私は叶わなかった約束をただ思い出しながら
息を止めた。
私の体から腕を離した隼人はいつも以上に優しく微笑んでいて、見間違いかもしれないけど
隼人の瞳が、濡れているように見えた。
二人でいっぱい何処かに行こうね
神様…。
-…神様?
神様なんているんだろうか。
私は叶わなかった約束をただ思い出しながら
息を止めた。