時は誰も待ってくれない 下
「隼人が…隼人が死んじゃったら…約束どうするの…私は…どうしたら…ッ!」
「真由?」
「う…ッあ…」
「真由!!!」
急に腹部に激痛が走って立っていられなくなった。
息が…息が出来ない…苦しい…。
いきなり倒れ込んだ私にみんな駆けつける。
「どうされました!?」
「聞こえますか!?高橋?高橋!」
「おい真由!」

そこで私の意識は切れた。
私は…これからどうしたらいいんだろう。
隼人がいなくなって、私はどうしたらいいの?
…このまま死んでもいいかも。
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