半透明彼女
されるがままに
2時間程かかり、外していたメガネをかけてみると
鏡に映った僕は僕じゃない別人だった。
「似合うよ…ジュンペーちゃん…」
ニコニコしながら綾ちゃんは満足げにしていた。
イケメン店員も
「良くお似合いですよ!」
と、社交辞令?
店を後にすると
「…次、行きましょ?」
と、何処に連れて行こうとする。
今度は何?
それにしても変な幽霊に取り憑かれちゃったなあ…
「ちょっと待ってょ…。その前に、お腹が…」
「…あ。そっか、ゴメンね?」
幽霊って、やっぱりお腹すかないのかな?
その通りにあったファーストフードで、早々に食べた。