彼女の恋~小指の赤い糸~


「中島」


「何です……んっ……はぁ……」



こっちを向いた中島の唇を塞いだ。



なぁ、こんなに近くにいるのに何でこんなに遠くに感じるんだ?





「わぁ、さっきよりも色が綺麗ですよ」


「今度のは長くなかったですか?」



「課長ちゃんと見てました?絶対、長く上がってましたよ」





急にお喋りになって楽しそうにしているけど凄く不自然だって分かってるか?



そんな態度を取られたらやっぱり何かあるって不安になるんだよ。



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