彼女の恋~小指の赤い糸~


「俺、辛くてずっと中島さんから逃げてたんだ。

でも逃げるのはもう止めるよ。
だから、これからも遠慮なくいくから」


「主任は……もう私を見るのも嫌なんだと……」


「諦めるつもりだったんだけどさ。
無理だった。

だから、これからも中島さんを困らせてしまうと思う」



中島さんは困ったような顔をしていたけど言いたい事を言ってその場を離れた。


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