彼女の恋~小指の赤い糸~
隣に寝てる紗季は微笑んでいた。
「しゅ……に、ん……」
今、主任て言ったか?
嬉しそうだな、どんな夢を見てるんだ?
紗季を残して浴室に向かった。
シャワーをして戻って来たら紗季は起きていた。
どんな夢を見ていたのか教えてはくれない。
余計に気になったけど……。
これ以上聞いても聞き出せそうにないな。
仕方ない解放してやるか。
今は、これでいいさ。
俺の傍に居てくれればそれでいい。