彼女の恋~小指の赤い糸~


まだ、誰かと新しい恋愛をするって気にはならないけど上司として話しをするなら良いかなと思った。



私が気をつけていれば変な事にはならないだろうし。





退社時間になり、千夏や他の人達が帰って行った。


課長は退社時間のちょっと前に掛かってきた電話で話しをしていて。
まだ帰れそうにない。


自分の席で課長の電話が終わるのを待っていた。




「あれっ、中島さん?
今日、残業だった?」


帰り支度を済ませた、主任が訊いてきた。

「残業じゃないですけど……」


「帰らないの?」


「もう少ししたら帰ります」


「ふぅーん」


主任はなんか、じっと私を見てきて居心地が悪い。
早く帰ればいいのに。



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