どういう関係⁉︎
『何話してたの?ま・ち・だ・君と。』

『宿題のこと。それより、寄り道して帰ろうよ!』

納得いかないという顔をしているけど、そんな顔されても言わない。それより、今は真っ直ぐに家に帰りたくない。

このままだと、同じくらいに家に着くことになる。そうなると、気まずい。とにかく、町田君よりも後に、家に着くようにしたい。

『そうだ。この前出来たカフェに行こーよ。私、おごるから、ね?』

『ナイス アイディア!』

都は、嬉々とした表情で言った。ついさっきまでの顔は何処へいったのやら。

とにかく、これで町田君と今日は会うことはないだろう。私は、ホッと胸を撫でおろした。



< 10 / 40 >

この作品をシェア

pagetop