どういう関係⁉︎

死神だった

気がつくと、私は校舎裏に立っていた。校舎裏に植えられた桜の木は、満開に咲きほこっている。

私の前に、背中を向けて立っているのは、町田君だ。

彼は、ゆっくりと振り向き、優しく笑った。

《俺は、平河さんと友達になりたい‼︎》



『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

飛び起きた。夢に出てくるほど、衝撃をうけるとは。

布団の横に置いている時計の針は、5時を指していた。高校は、電車で10分のところにある。駅から家までは、5分もかからない。だから、こんなに早く起きることなんて、めったにない。

寝ようと思ったけど、目がさえてしまって、寝れない。

『今日どんな顔して会えばいいんだー。』

布団に顔をうずめた。
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