どういう関係⁉︎
気がつくとHRが始まっていた。

『三学期の学級委員を決めたいんだが、誰かやりたいやつはいるか?』

角先生は、学級委員に関しては立候補か推薦という選択肢しか持っていない。

誰か、やってくれないかな。決まらないと、今日の放課後は決まるまで返してくれない。

『やります。平河さんと一緒に。』

おっやって、くれるんだ。助かった。感謝しないとね。





・・・・・・⁉︎

『はぁ?』

思わず声が出た。そして、立候補したヤツの方を見た。天使の笑顔でこちらを向いているチダと目が合う。

立候補したのは、チダだった。

『おっ、いい心がけだな。よし、任せたぞ、平河と町田。』

角先生は、満足そうな顔をしながら、深く頷いている。

『えっ、ちょっ・・・・なんでー。』

何がなんだか、もう私には手におえない。しかも、クラスの女子の視線が突き刺さって、今にも出血多量で死にそうだ。

チダは、天使なんかじゃない。こいつは、死神だ…。


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