どういう関係⁉︎
『ちょっと、待って…お腹が痛いっ。』

話を聞きながら、都はお腹を押さえながら笑っていた。

『みゃーこ‼︎笑過ぎ。』

『ごめん、ごめん。いやー、災難だったね。』

彼女の表情は、私に同情していますという感じではない。

『もーいいです。それより、角先生入ってきた。』

都の肩越しに、担任の角先生が教室に入ってくるのが見えた。クラスメイト達がそれぞれの席に着き始める。私の席は窓際の1番後ろ。都は斜め前だ。

担任の角先生は、話が長いことで有名。始業式と高校1年生最後の学期だから、今日の話は、いつもより2倍くらいは、長いんだろうな。

冬の太陽で暖められた、机の上にうつ伏せになって、目を閉じた。
< 6 / 40 >

この作品をシェア

pagetop