どういう関係⁉︎
下駄箱で靴を履きかえて、自転車置き場に向かおうとした時、後ろから肩を叩かれた。
振り向くと、町田君が立っていた。あの笑顔で。
『隣の平河さんだよね?』
息がとまりそうになった。
『とーこ‼︎早くー。』
先に昇降口を出ている都が、呼んでいるけど動けなかった。
『平河さんに、いろいろ聞きたいんだ。』
何を?という疑問は出てこなかった。昨日のことだ。絶対、昨日のことだ。
『わっ私は、知らない‼︎ごめん。』
言い終わる前に走り出した。とにかく、この場をはなれないと、ボロがでそうで怖かったからだ。