『人を守る力と自分を守る力の違い』
「魔法を使えば簡単だよ」と魔法使いは、俺の心を見透かしたように話をしてきた。
「そっか」と俺は思った。でも、1つだけ不思議な事がある。
なんで、この村の人々は見ず知らずの俺にこんなに優しいのだろう?
そう思った俺は、村人に聞いてみた、すると当たり前のようにあの剣はこの村を護りたいと思う人だけが手に入れることのできる剣だった。
俺は、昔読んだ本の言葉を思い出した。
「暗殺者は世界の歴史をかえなかった」と意味をいま知った、歴史を変えたのは偉人たちじゃなくその周りにいた人たちだった事を、でも今想えばこの村に来たのは必然だったのかもしれない。
今さら、この村から出ていくわけにも行かないし。
すると、部屋の扉が開いた見ると村人が血を流して立っているではないか、事情を聞くと村の外れに今までの50倍はある化け物が出たらしい。
残念なことに、俺の傷はまだ完全には治っていなかった。
周りの皆は、明日で良いから、その傷を治せと言ってくれた。
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