叔父さんと私  ~危険な恋のレッスン~
さっき見た夢……。

叔父さんに抱きしめられて、優しくキスされる夢……。

だけどそんなこととても言えない。

私たちは叔父と姪の関係だから。


「そうか、わかった」

叔父さんがいきなり声をあげる。

「栞のことだから、ケーキとかお菓子とか、食べ物の夢だろ」

茶化したように言われて、私はなんだか悔しくなる。

「もうっ、そんな夢見ないよ。
子供じゃないんだからねっ。ごちそうさま」

ガタンと椅子を立って、逃げるように洗面所に向かった。







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