涙はやがて虹になる
関わらないで。
私に、私に...。
「俺は、お前がイジメをするような
奴じゃないって、知ってるから。
だから、アイツらとつるむのやめろ。」
知ってるから?
何、それ...。
「私のことなんか、何も知らない
くせに 知ってるようなこと
言わないで!」
本城に向かって、叫んで
手を振り払う。
さっきより、強く下唇を噛み締める。
教室にいき、自分のカバンを
荒くとった。
「どこいくの?」
「帰る。」
サツキに、答え教室を...
学校を出て家に帰った。