涙はやがて虹になる
亜嵐とは、幼馴染み。

保育園、小学校まで一緒だった。

中学、高校は別々。

だけど、家が近所だから
毎日会ってる。

亜嵐は、私がこんなかんじになると
いつも優しく抱きしめてくれる。


何があったのかとか何も聞かずに、
ただ優しく抱きしめてくれる。

「俺、玲奈と同じ学校に行こうかな?
そしたら、ずっと一緒にいれるだろ?」

亜嵐がこんなこと言うのは、
私のせい。

ごめん、ね。
私が、弱いから。

「大丈夫。心配、かけて
ごめんね。」

こうやって、亜嵐に迷惑かけるのは
最後にしなきゃ。
今日で、終わり...





< 16 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop