涙はやがて虹になる
玲奈side

廊下をひとり歩く。
どこに行くとかの目的もなく、
ただ歩いてる。

「ねぇ、可愛いじゃん。
俺と、遊ぼうよ。」

チャラ男に、絡まれた。
目の前に立つチャラ男。

「どいて。邪魔。」

「いいね。そぅゆー、
気の強いの嫌いじゃないよ。」

ウザい。
めんどくさい。
消えてほしい。

チャラ男は、私の髪に指を絡め
顔を近づけてくる。

「はいっ、ストップ。
何、俺らのトップの彼女さんに
手ぇ だしてんの?」

「まぢ、何俺のに触ってんだよ!
ただじゃ、すまねぇぞ?」

後ろから、腕をまわされ
引き寄せられる。

もう1人はチャラ男の肩に
手を置いてる。

「まぢ、すいませんでした‼︎」

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