涙はやがて虹になる
本城、アイツはなんなんだろう?

いきなり、わけのわからなぃことを
言ってきた。

でも、もぅ私には関係ない。

関わることも、ないだろぅし。

トイレで少し時間を潰して、
教室に戻った。

「おかえり~、遅かったねぇ。」

カナの少しクネクネした声。
嫌いな声だけど、それも
もぅ慣れた。

「変なのに、絡まれた。」

素っ気なく言葉を返す。

「そぅなんだぁ。」

「うん。」

言葉も素っ気なく、笑わない私。
言葉に温かさも感じられないような
声に言い方。

なのに、カナはなぜ私をグループに
いれたんだろぅ?

なぜ、誘ってきたんだろぅ?

別に派手なわけもなく、取り柄が
あるわけでもない。

一緒にいても、楽しくないような私。

カナのグループでは、
少し浮いて見える。

なのに...。

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