この愛に抱かれて
「ご覧の通り、うちはそれほど裕福じゃないからね。お客さん扱いはしないよ。・・・それでもいいかい?」



響子は瞬きひとつせず、じっと道子の顔を見た。




その日から、道子との生活が始まった。


道子は独身だった。


一度も結婚をしたことがなった。


小さな運送会社で 事務の仕事をしていた。
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