この愛に抱かれて
夕方、学校から帰宅すると、響子は財布を持って買出しに行った。



そして道子が書いたメモを見ながら料理を作った。



7時過ぎに道子が帰宅し 一緒に食事をする。



6歳の少女にとっては まるで修行のような生活だった。



響子は一生懸命に家事をした。



それは 道子に嫌われたくないという思いからだった。
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