この愛に抱かれて
第6章 宿命
平成18年 春
3年目を迎えた響子は一段と風格を増していた。
贔屓にしてくれる客も増えていた。
富田学もそんな客の一人だった。
「こんばんは、ミナミさん」
「富田さん、来てくれたんですか?」
「当たり前だよ。君に会えないと淋しくてしょうがないんだ」
富田はこのところ毎晩のように来店していた。
3年目を迎えた響子は一段と風格を増していた。
贔屓にしてくれる客も増えていた。
富田学もそんな客の一人だった。
「こんばんは、ミナミさん」
「富田さん、来てくれたんですか?」
「当たり前だよ。君に会えないと淋しくてしょうがないんだ」
富田はこのところ毎晩のように来店していた。