この愛に抱かれて
ギャルソンが料理を運んできた。


イタリア料理だった。


生ハムのサラダやピッツァが並べられた。


焼きたてのピッツァは、ところどころチーズが膨れては弾けていた。



「うわー、美味しそう」


緊張が緩んで、食欲がわいていた。



「遠慮しなくてもいいよ」



響子はおしぼりで手を拭くと熱々のピッツァを皿に取った。

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