ストーカーから始まりました!




「でも、姉さんに相手にまるでされてませんよね?
それに馬鹿っぽいです。」

「それは言わないでくれよ!」

「一応、気づいてたんだね。」

「そんなに二人して攻めるなよ・・・。
俺、泣いちゃうよ?
ハムスターのお家作っちゃうよ。
ついでに辛気臭いオーラできのこも栽培しちゃうよ。
今、流行のなめことか!」

「「勝手に泣けば?」」




よく会話の内容は聞き取れないが何故か慧君がその場で体操座りをしている姿が目に入った。


何、やってるのかな?

新手の宗教か何かかな?



と思いながら見ていると慧君が泣きながら私のところにきた。



咄嗟に慌てて見ていると鼻水を流しながら私に抱きついてきた。


うわっ・・・・・・汚いなぁ!




「なあ、鈴蘭・・・さっき勝手に泣けばって言われたんだけど!!」




泣きながら言う慧君には失礼だけど・・・・・・。




「慧君ってウザイんだね。」




バサッと言ってしまった。


すると、慧君はピシッと固まって灰になってしまった。



だって、読者の皆様もそう思うでしょ?


いきなり抱きつかれて鼻水つけられて面倒なこと言われればそういうしかないでしょ?





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