彼氏契約書
仕事が出来て優しくて、何より、私を大事にしてくれた。
…付き合いを切り出してきたのは、雄一からだった。
その時は飛び跳ねるほど嬉しかった。
でも、付き合うと言う行為自体初めてだった私は、
どうしていいかわからず、やることなすこと失敗ばかりだった。
そんな私でも、雄一は可愛いと言って、愛してくれている。
…そう思っていた。
でも、半年が過ぎた頃、
オフィスに忘れ物をして取りに帰ると、
お約束のように、オフィスラブ現場に遭遇する。
…よりによって、社内Ⅰ可愛いと評判の女子社員と、雄一だった。
私はその場から逃げようとしたのに、これまたお約束のように、
足をデスクにぶつけてしまい、雄一がそれに気づいた。
「美緒、違う」
「・・・」
私は何も言わず、その場を走って出ていった。
その日の夜中。
私は一度だけ、雄一にメールした。
『さようなら』
その言葉だけ。
たった半年の付き合い。…私の初恋。
初恋は実らない、なんて誰かが言ってたっけ・・・
…付き合いを切り出してきたのは、雄一からだった。
その時は飛び跳ねるほど嬉しかった。
でも、付き合うと言う行為自体初めてだった私は、
どうしていいかわからず、やることなすこと失敗ばかりだった。
そんな私でも、雄一は可愛いと言って、愛してくれている。
…そう思っていた。
でも、半年が過ぎた頃、
オフィスに忘れ物をして取りに帰ると、
お約束のように、オフィスラブ現場に遭遇する。
…よりによって、社内Ⅰ可愛いと評判の女子社員と、雄一だった。
私はその場から逃げようとしたのに、これまたお約束のように、
足をデスクにぶつけてしまい、雄一がそれに気づいた。
「美緒、違う」
「・・・」
私は何も言わず、その場を走って出ていった。
その日の夜中。
私は一度だけ、雄一にメールした。
『さようなら』
その言葉だけ。
たった半年の付き合い。…私の初恋。
初恋は実らない、なんて誰かが言ってたっけ・・・