彼氏契約書
少し息を切らせながら、専務室に飛び込んだ。
「どうかしましたか?…顔色があまりよろしくないようですが?」
私のデスクに、丁度、書類を置いている蒼空が、
私に問いかけてきた。
「・・・別に、何でもないわよ。その書類何?」
私は息を整えて、蒼空に近づき、書類を受け取った。
「なんでもないって顔じゃないですよ。
何があったんですか?今まで社長室に行っていたんですよね?
社長に何か言われたんじゃないんですか?」
その言葉に、一瞬動きが止まる。
バカ!…態度に出すなんて、私らしくない。
「何言ってんのよ・・・そうね、確かに何かあったわよ」
「なんですか?」
「私のデザインを製品化したいって言ってくれたの」
「そうなんですか?!それはよかったですね?
…ですが、会議にかけてからの方がいいのではありませんか?
他の社員の目もありますし」
・・・話を逸らせたことにホッとしつつ、
蒼空の言葉に同じ意見の私は、同じことを言った。
「私もそう思うわ。だから、社長には、会議にかけてほしいって
言ってあるんだけど…社長の権限で、製品化するって聞かないのよ」
「・・・」
黙りこくった蒼空。
「どうかした?」
訳が分からず、首を傾げる。
「どうかしましたか?…顔色があまりよろしくないようですが?」
私のデスクに、丁度、書類を置いている蒼空が、
私に問いかけてきた。
「・・・別に、何でもないわよ。その書類何?」
私は息を整えて、蒼空に近づき、書類を受け取った。
「なんでもないって顔じゃないですよ。
何があったんですか?今まで社長室に行っていたんですよね?
社長に何か言われたんじゃないんですか?」
その言葉に、一瞬動きが止まる。
バカ!…態度に出すなんて、私らしくない。
「何言ってんのよ・・・そうね、確かに何かあったわよ」
「なんですか?」
「私のデザインを製品化したいって言ってくれたの」
「そうなんですか?!それはよかったですね?
…ですが、会議にかけてからの方がいいのではありませんか?
他の社員の目もありますし」
・・・話を逸らせたことにホッとしつつ、
蒼空の言葉に同じ意見の私は、同じことを言った。
「私もそう思うわ。だから、社長には、会議にかけてほしいって
言ってあるんだけど…社長の権限で、製品化するって聞かないのよ」
「・・・」
黙りこくった蒼空。
「どうかした?」
訳が分からず、首を傾げる。