君の祈りが届くとき
部屋でなにをするでもなくただただ漫画を読んだりしてると陽希が口を開く

「お前、ほんとにN校いくの?」

「あぁ、他に行きたい高校なんてねぇし」

「俺は、応援するよ。もちろん桜井もつれてけよ?笑」

「それが問題なんだよなぁ…」

「桜井バカだもんなぁ」

「そうなんだよ!そのくせ、1ヶ月前なのにケ ーキなんか食いにいってんだぜ?」

「うーん…あ、そうだ!うちで勉強合宿しよう ぜ!」

「勉強合宿?」

「そう!ちょうど俺は、受験終わってるから暇 だし、お前は勉強しなくても平気だろ?」

「まぁ、余裕だな」

「じゃ、田所も誘ってしようぜ!勉強合宿!
 今週の土日に!」

「いいな!それ!ほのかに言ってみるよ」

ナイスな陽希のアイディアに浮かれていた

楽しみだな♪勉強とはいえほのかと泊まりなんて!

陽気な足取りで、前田家をあとにした

家までは、バスで10分

ほのかは、もう帰ってきたかな?

なんて、考えてたら家についた
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