君のキスはいちごミルクの味がする

「雪先輩!!」「洸!!」

やっと出た声がひなと重なる

その時、扉が乱暴に開けられた

「綾芽!!」「ひな!!」

雪先輩の姿が見れる

体の力が抜けていく

「「あっ…」」

もう

大丈夫だ…


「お前らいつまでそうしてんだ?」

洸様の低い声

「お前もだよ…」

先輩も負けないくらい

怖い顔をしてる

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