僕と君と時々サッカー
昼休み、俺は水輝と10番の堤桔平(つつみきっぺい)と
中庭のベンチに腰掛け
昼食をとっていた。
桔平は中学の時はライバルのチームにいたんだけど
高校をきっかけに仲良くなった。
水輝と同じくらい信頼できる男。
俺は桔平にも女の子の話をした。
すると桔平はおれのかおみて
「俺さ、城西のサッカー部に
仲良いやついるから聞いてみようか?」
と言い携帯を取り出して電話をし始めた。
「えちょ、いいって桔平!」
俺がそう言いかけたとき
「あ、もしもし?」
と相手は電話に出てしまった。
遅かった、、、、
桔平はパンを食べながら聞いている。
「城西にさー杏花って子いる?」
ストレートすぎる笑
「あーうん。あ、そうなんだ。
なるほどね。彼氏は?
あ、まじか。へぇ〜いやいやうん
知り合いがね。」
そんな会話をしていた。
水輝はにやにやしながら
「お前、本当可愛いなそのかお!
話の内容が気になっちゃう感じ!」
と茶化す。
電話を切り終えた桔平は俺に言ってきた。
「めっちゃモテるらしいよ(笑)
でも、硬い感じだから彼氏はいないって〜
爽馬のことは言ってないから大丈夫。
お前が嫌いな豊岡みたいなタイプではないってさ(笑)」
そう言い終えるとパンを食べ始めた。
「良かったね〜頼りになる10番で(笑)」
水輝が茶化す。
「俺、頑張るわ」
仲の良い2人に誓ったところで
俺たちは5限の体育の為
体育館に向かった。
桔平、ありがとう。