僕と君と時々サッカー
episode3
家に着く。
まだ母親は帰宅していない。
俺はリビングのテーブルに腰掛け
さっきまで持っていた紙を広げる、
女の子らしい文字でIDと電話番号が
記入されていた。
俺はiPhoneを取り出しIDを入力する。
「出てきた。椎名杏花」
友達登録をした後
LINEからメッセージを送る。
「森重爽馬です。
今日はありがとう(^ω^)」
で、いいのかな。。。
凝った文書でも気持ち悪いし
これでいいや。
と送信する。
そして携帯を閉じ母親が帰ってくる間
夕飯の支度を手伝った。
しばらくすると携帯が光る
もしかして、もしかして、、、
と思い開くと
「森重くん!LINEありがとう!
椎名です(ノ)ω(ヾ)」
と返信が。。やばめ。。
俺はすぐ返事をした。
「いえいえ♪
爽馬でいーよ((・´ω`・))
よろしくね!」
普段全く顔文字なんか使わない。
むしろ記号ばっかりの俺が
顔文字をつかっている。
「爽馬くんね!✳︎
了解しました〜♪
私は杏花でいいよヽ(#`・ω・)ノ」
とすぐに返信が来る。
全く…かわいすぎ…
俺らは学校の話とか
部活のこととか
たわいのない話をしばらくしていた
俺にとっては幸せな時間だった。
そして眠った。