僕と君と時々サッカー
あれからというもの
椎名さんとは毎日のように連絡を取っている。
たわいのない話もくだらない話も多い。
俺はそれが幸せだった。
満開だった桜も散って
いまはもう夏に少しづつちかづく。
俺はいつものように学校までの道のりを歩いていた。
その時、後ろから女の声が掛かる。
「爽馬!」
振り返るとそこいたのは真帆だった。
「なんだ、お前かよ」
俺はそっけなく返事をした。
「なんでよ。悪い?」
真帆はふくれっ面をして答えた
「あ、爽馬に話したいことがあるの。
今日のお昼屋上これないかな?」
いつになく真剣な表情だ。
「いま話せないの?」
真帆と二人きりになるのは勘弁だ
「どうしても話したいの。お願い」
上目遣いのキメ顔。
「わかったよ。4時間目終わったら行くわ。」
そーいって真帆に手を振り俺は体育科の教室に向かった。
「めんどくせーなー」
そう思いながらも教室にたどりつきドアを開けた
席につきぼーっとする
今日の俺は不機嫌だ。