僕と君と時々サッカー
「俺、好きな人がいるんだ。
俺の片思いなんだけど。
まだ付き合ってるわけじゃないけど
すごく大切で大好きなんだ。
叶うかわからない子だけど俺の恋諦めたくなくて」
真帆は驚いていた
同じ高校?誰?
そう聞いてきたけど俺はなにもいわなかった。
「だからこの先、真帆の気持ちにはこたえることができない。
それはずっと変わらない。
ごめんな。」
おれはそういい放ち一回も振り返らず屋上を後にした。
真帆がどんな顔をしていたか知らない
ただ振り向く必要はないと思った。
1人になって考えたい。
そー思った俺は階段を降り外に出て1人グラウンドの隅に座る。
怒涛の一日だった。
そう思い携帯を取り出すとLINEが来ていて
相手は椎名さんだった。
「今日はお昼ご飯オムライスだったよ((o(*・ω・*)o))
爽馬くんもいまお昼ー?」
たわいのない何もないLINEだったけど
ふと笑顔になった。
本当、好きだなー。
一言呟き 空を見上げた。
綺麗な快晴。雲一つなし。
俺はLINEで返事をし最後の行にこう書いた。
「今日、学校終わり会えるー?」
ふと会いたくなった。
彼氏でもないし図々しいかと思ったけど
感情は抑えられない。
俺から起こせる唯一のアクション
彼女からの返事を待った。
なんだか長く感じる時間だった。